(2019.2.23)
先日まで出張でインドのデリーとチェンナイに行ってまいりました。本記事では備忘録的に体験した事や感じた事をまとめていきます。
この記事はこんな方向け
・インドはどんな感じなのか気になる方
・インドの気候、移動手段、食べ物、風景写真を見てみたい方
1.はじめに
はじめに、インドへ行く前の基本的な情報を書いていきます。
行く前にビザが必要:インドへ行くにはビザが必要です。私は今回仕事の出張で行ったので、ビジネスビザの代行業者を利用して取得しました。有効期限は1年を希望しましたが、理由は不明ですが6か月でしか取れませんでした。 観光で行くにしてもビザの取得が必要になりますのでご注意下さい。パスポート、顔写真、専用フォームの記入、(ビジネスビザの場合)相手先会社からの推薦状など、種々の書類が必要となるので、良く調べておく必要があります。
通貨:インドルピー。1ルピー=1.7円位のイメージです。
時差:日本時間より、3時間半遅れている。日本が昼の12時だったら、インドは朝8時半です。時差ボケまではいきませんが、結構時間間隔は狂います。
言語:基本的に英語で大丈夫です。少なくとも私が今回行ったデリーとチェンナイはタクシードライバーも英語OKでした。ただしインド人特有のアクセントが強い方もいるので聞き取りは難しい事もありました。
気候:インドは広大なので、季節と地域により様々です。インドと言えば暑いイメージですが、地域によりそうでない季節もあります。今回行ったデリーとチェンナイについて、後述していきます。
2.デリー紀行
デリーはインド北部の都市です。デリーでの風景や食事、感じた事などについて書いていきます。
気候:日中は長袖シャツを着ていれば十分な過ごしやすい気候でした(20度前後位。2020年2月情報)。夜は肌寒くてジャケットを着ても良い位でした(15度前後かそれ以下)。
食事:インドに行く前に誰もが一番心配する所ではないかと思います。私もそうでした。やはり基本的にはカレーが主食になる感じです。
バターチキンカレー的なもの。
本場のインドカレーの味は、意外と日本でインド人の店で食べるカレーとそれ程差は無く、むしろ美味しかったです。インド特有のスパイスが多く含まれており、元気になれます。ガーリックナンと合わせて食べると絶品でした。
レストランもピンキリあり、安いローカルな雰囲気の店は恐いので、それなりの値段が張ってしまっても、ちゃんとした所に行く様に気を付けていました。とても心配でしたが、1週間の滞在で腹を壊す事はありませんでした。
*(上)カレーとナン、ナッツ、生の玉ねぎ(生ものは要注意です。)
*(下)食後のフェンネル。
飲料水:渡航前に噂話で、ペットボトルの水を買ってもお腹を壊す事があるので、ボルビック等の名の通ったブランドの水じゃないと駄目と聞いていました。ですが、さすがにそれは無かったです。以下の聞いた事のないメーカーの水を飲んでましたが大丈夫でした。
移動手段:タクシーだと運転手が細かいお釣りを持っていないなど、トラブルが予想されるので、タクシー配車アプリ、UBERをおすすめします。Ola(オラ)と言うアプリもあるのですが、こちらは運転手から電話が掛かってくる事が多いらしく、難易度高めです。
*UBERの使用画面。以下の様に現在地と行き先を設定して、決まった料金をぽっきり支払えばOKですので、安心です。余談ですが、クレジットカードは使えない事が多かったです。細かい現金も持っておきましょう。
*以下の様にメールで領収書が届くのも安心です。
UBERのホームページ(アプリのダウンロードもこちらから)
https://www.uber.com/jp/ja/ride/
風景:中心部を外れると道端に牛やラクダたちがカジュアルな感じで歩んでいます。
あったら便利なもちもの:モバイルバッテリー、SIMフリーケータイとSIMカード。これらはあると海外で本当に便利です。海外では俗に言う充電乞食になりがちなので、とても重宝します。SIMカードに関して、恐らくインドのインフラの問題と思いますが、電波が悪く、ネット環境は不便でした。
*私が持っていったセット
観光地巡り:週末をはさんでの出張だったので、土日にいくつか観光地を巡りました。ちなみに、トップの画像はデリーのインド門(India Gate)です。
・レッド・フォート(Red Fort、赤い城)
・アクシャルダム寺院:世界一大きなヒンドゥー教寺院として、ギネスブックに掲載されているそうです。緻密な寺院の作りやレリーフに感動しました。神聖な空間なので写真撮影は禁止されてます。また、内部は裸足で入ります。荷物預かり所、靴預かり所があり、そこでスマホや靴を預けます。預けるのは不安でしたが、ちゃんとした管理所があり、トークンと言うコインみたいなものに管理番号が書いてあるので、ある程度は安心できます。写真は入場前に外から撮影したもの。
・ディガンバラ・ジャイン・ラール寺院:デリーで最も古く、有名なジャイナ教寺院。中に入りたかったのですが、鍵の無いロッカーに靴やスマホを預けるのが恐かったので入れませんでした。外からの撮影のみ。
3.チェンナイ紀行
インド南部のチェンナイにも行ってきました。デリーに比べて情報少な目ですが、書き綴っていきます。
気候:デリーより暑く、終日30度位のイメージ。ずっと半袖で大丈夫でした。
インド内のコロナウイルス対策の状況:空港や、営業先の工場で、厳しい検問を受けました。サーモグラフィ的なものを撮られ、中国以外の渡航記録も事細かに聞かれました。訪問した客先では、医務室にて触診や血圧測定などされた末、結局は中に入れず、医務室にお客さんを呼び、そこで商談をすると言う珍事に見舞われました。
クリシュナ マンダパ(Krishna Mandapam):7~8世紀頃の石窟寺院。
4.さいごに~思ったこと
1週間インドに滞在して思った事は、インドの人は皆食材の薬膳的効果に詳しい、と言う事です。例えば、辛いカレーを食べた時はどのスープを組み合わせるとか、どのスパイスはどういう効果がある、と言った事です。彼らの中で、元気になりたい時はこれを食べるとか、風邪予防には何を食べるという知識が浸透している感じでした。
もう一つ感じたのは、時間の流れがゆっくりしていて、ぼーっとリラックスして過ごせるという事です。気候が丁度いい時期に行けたからということもあったかも知れませんが、過ごしやすく、集中する時は集中して、リラックスする時はリラックスして、メリハリのある時間を過ごせたと思います。
個人的には最も好きな国の一つとなりました。
長々と書き綴ってしまいましたが、本記事が何かのお役に立てれば幸いです。
おわり