誰でもゆっくり金持ちになれる?米国株式インデックス・ファンド投資
(2019.10.22)
1.はじめに~私の投資信託、株の失敗談
今回は米国株の投資信託について書いていきます。
2013~2016年頃に私はシンガポールで働いていたのですが、
現地の銀行にすすめられるがままに3年間投資信託していました。
結果増えませんでした、それどころか少し減ったくらいでした。
今思うと積み立て方法も知らなかったし、何となく増えればいいなと言う
軽い気持ちで投資しており、大損しなくて良かったなと思ってます。
また、現在国内株式でも損益が膨らんでおり、
長い目で見て配当や優待を受け取りながら、いつか株価が戻ったら
売ろうと思っています。
そんな状況下で、何か手堅くて良いお金を増やす方法は無いかなと思いながら、
本を読んだりYoutubeを見て勉強しました。
この記事では本やYouTube動画の情報をもとに、
手堅い投資方法であり、正攻法でもある、
米国株に連動した投資信託(インデックス・ファンド)について紹介します。
2.インデックスファンドとは?特徴、仕組み、期待利回りなど
インデックスファンドとは、ファンドの基準価額がある指標(インデックス)と
同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ある指標とは例えば、日経平均とかダウ平均とかの株価指数の事です。
インデックスファンドはそう言ったチャートに連動した動きをする事を
目指したものです。
イメージで言えば、日経平均に連動したインデックスファンドがあったとすると、
日経平均が上がれば儲かるという仕組みです。
今回ご紹介したいのは、米国の株式市場に連動したインデックスファンドです。
3.なぜ米国に投資するのか
世界的に有名な投資家、ウォーレン・バフェットがすすめている投資法は
とてもシンプルなものです。
資産の90%:S&P500に連動したインデックスファンドに投資
資産の10%:米国短期国債を購入
と言うものです。
これは「ゆっくりお金持ちになる為の最善の方法」との事です。
バフェットもこう言っていますし、長期投資の最適解としては、
いたる所で米国株のインデックスファンドが推奨されています。
参考サイト
上記参考サイトから転用させて頂いたチャートですが、
S&P500の指数は右肩上がりで上昇しています。
一方で日経平均はどうでしょう?
バブル絶頂期、1989年の最高値、38,915円を未だに超える事が出来ておりません。
また、今後10年とかの事を考えてみても、
この趨勢は変わらないのではないのかなと思います。
今勢いのある産業、これからの時代にくるであろう産業から考えてみます。
今:インターネット(=グーグル)、買い物(=アマゾン)、スマホ(=アップル)
これから:AI、IoT、自動運転、5G、スマートシティなどなど
個人的な意見ですが、これからの産業も米国企業が中心にリードし続け、
アメリカが成長し続ける未来を想像する事は容易いです。
多様性があり、どんどん海外から優秀な人たちを取り入れる文化と歴史があるので、
まだまだ米国企業は伸びていくのではないのかなと思います。
私の様な株や投資の初心者には日本株は利益を出すのが難しいと感じたので、
リスクの低い米国株に投資していきたいと考えました。
また、プロの投資家のほとんどが市場平均に勝てないと言われており、
その意味でも最良の投資法かなと思う次第です。
インデックスファンドであれば、長期投資にはなりますが
アップルもFacebookもあなたが投資している会社、と言う事になります。
3.必要なもの、こと
米国株インデックスファンドを始める為に必要なもの、ことを書いていきます。
・証券会社の口座開設
私はSBI証券を利用しております。他には楽天証券などもよくおすすめされています。
こちらのサイトで丁寧に解説されております。
・積み立てする元手になるお金
リスクを抑える為に、2~3年掛けて分散投資します。
例えば100万円を2年で投資する場合、毎月4万円ちょっとを積み立て投資して、
あとは配当を再投資してほったらかし投資していくイメージです。
以下の両学長様の動画にてとても分かりやすく解説されております。
4.評価の高い米国株式インデックスファンド(実際の投資信託商品)
・楽天VTI
楽天とついているので紛らわしいのですが、SBI証券でも買えます。
楽天VTIと略称で呼ばれているので、どの商品なのか分からなくなる
かも知れませんが、正式名称「楽天・全米株式インデックス・ファンド
(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」です。
以下の様にポートフォリオ画面で出てきます。
(始めたばかりなので少しマイナス出ていますね。。)
・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
こちらは最近リリースされた投資信託です。
運用方針としては、米国株式市場の動きをとらえることとされています。
楽天VTIは、S&P500に連動したものでは無いですが、
どちらも全米の株価指数に連動する事を目指した商品です。
どちらも手数料が安く、日本円で手軽に買える事がメリットです。
積み立て投資でポイントを貯められます。
2~3年の分散投資をして、10年程度寝かせて
期待利回りは7%程度のイメージとなりますが、
そこは自己責任で、将来の利回りは誰にも分らないし、
赤字になる事だって0%ではないので、期待し過ぎずに地道に
コツコツやっていこうと思います。
5.デメリット
・時間が掛かる:10年とか、長期間掛けて気長に投資したいと言う 方でないと
退屈してしまうかも知れません。
・キャッシュフローにはならない:投資したお金が増えていく事は期待出来ますが、
定期収入ではない。何年も後に引きだして初めて価値が出るものになります。
・いつ引き上げれば良いのか問題:投資を引き上げてどう使うか、そのプランも
考えておかないと、結局人生が終わる時に一番お金持ちになるみたいな
状態に陥ってしまうかも。
※以下参考動画です。12分頃からインデックス投資の出口戦略について
語られています。
6.さいごに
投資に関する情報を集めました。
初心者投資家の最適解は米国株式インデックスファンドで、
もう既に答えは出ている、なんて言われ方をしています。
それでも手を出す人が周りの知り合いにいないのは、バフェットが言うところの、
誰もゆっくりお金を増やす事には興味が無いからなのかも知れません。
時間はかかるが堅実で確実な投資方法が自分の性には合ってると思ったので、
今後少しずつプラスになっていく証券口座を見ながら幸せに浸りたいなと思っています。
面倒ではありますが、証券口座をつくって一度積立プランを作ってしまえば、
お金を守りながらゆっくり増やしていける堅実な投資方法の1つだと思います。
ただしノーリスクではないと思うので、お金の勉強を続けながら、
もっと良い情報があれば、発信していきたいなとも考えています。
(2021.7.7追記)
2021年7月にSBI証券からもVTIに投資するインデックスファンドが登場しました。正式名称は「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」です。
こちらは楽天VTIよりも手数料が安くなっています。投資先が同じですので手数料が安い方がお得という事になりますが、楽天はポイント付与にも強みがあるので、甲乙つけがたい所です。
今後のサービス競争にも期待したい所ですが、私個人はもう少し様子見で、引き続き楽天VTIの方を積み立てていこうと思っております。SBI証券では三井住友カードでのクレジットカード積み立ても開始され、サービスがどんどん強化されている感じです。
この記事がお役に立てば幸いです。
おわり
・その他に参考にしたもの
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資(2018/4/28)
バフェット太郎 (著), はるたけめぐみ (イラスト)