みっちーブログ

サラリーマンの雑記ブログ

<備忘録>マレーシア国立博物館

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(2019.10.12)

 

先日マレーシア出張に行っていた隙間時間に、

マレーシア国立博物館に足を運びました。

独断と偏見強めですが、歴史を絡めつつ印象に残った展示の

写真とともにレポートしたいと思います。

 

 

1.アクセス

私はグラブタクシーを使って行きました。

マレーシア国立博物館、名称はNational Musium of Malaysiaもしくは

Muzium Negaraで出てくると思います。

 

クアラルンプールの中心地からだとタクシーで30分前後です。

電車の駅も近くにありました。

 

2.入館料、所要時間

入館料は外国人の大人は5リンギット(大体150円位)です。

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所要時間は大体1時間程度で全ての展示を見る事が出来ます。

 

3.構成

二階建ての建物が4つのブースに分けられています。

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ざっくり以下の様な区分です。 

1階

ギャラリーA:先史時代

ギャラリーB:マラッカ王国時代前後

2階

ギャラリーC:大航海時代

ギャラリーD:独立~現代 

 

4.マレーシアの歴史年表と展示の紹介

 行かれる前に、こちらの歴史年表などを事前にチェックして、

大まかな歴史の流れを把握される事をおすすめします。

 

malaysiajp.com

ja.wikipedia.org

 

 

マレーシアの国の概要は以下の記事に私なりにまとめました。
併せてご参考頂ければ幸いです。

michi-blog.hatenablog.com

 

前置きが長くなりましたが、以下に展示紹介をしていきます。

 

ギャラリーA:先史時代ブース

古代の出土品や当時の生活のジオラマが展示されていました。

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アラブの国々の初期の交易ルートマップ。

マラッカが東南アジアの重要港として発展していきます。

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ギャラリーB:マラッカ王国時代前後

この時代に香辛料などの貿易や、イスラム教の国教化が興り、繁栄しました。

 

当時の貿易で使用されていたはかり。

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香辛料や、繊維、陶磁器の取引が行われ、

マラッカは海のシルクロード中継港として発展しました。

 

1414年、イスラム教が国教化されました。手振れがひどくて申し訳ありません。

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手書きのコーラン

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※余談ですが、マレーシアの香辛料には数多く種類があり、

スーパーに行くとこんなにたくさんの香辛料コーナーが!

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以下のサイト様にマレーシアのハーブとスパイスが網羅されておりました。

malaysiajp.com

 

ギャラリーC:大航海時代

ポルトガル→オランダ→イギリスによる占領の時代。

 

1511年 ポルトガルによるマラッカ侵攻

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宣教師のザビエルは、マラッカをあとにして、1549年に日本に来たそうです。

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1641年~オランダがマラッカを侵攻。

オランダが使用していた銃

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次はイギリスによる支配。

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このイギリス統治の時期に錫やゴムのプランテーションが発達しました。

アマゾン川流域に生えていたゴムの木をマレーシアで栽培。

プランテーションの労働力として、インド人や中国人の

出稼ぎ労働者が流入しました。

※ゴムの木に傷をつけて採取している様子(Rubber Tapping)のジオラマ

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1941年 日本軍のマレーシア侵攻

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1945年に太平洋戦争が終結し、再びイギリスの支配下に。

 

ギャラリーD:独立~現代

1957年 イギリスの支配からの独立。

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その後の歴史に関する展示も多々ありましたが、

写真は撮りそびれてしまいました。

現代の東南アジア史はオリラジのあっちゃんの動画がとても面白く分かりやすいです。

www.youtube.com

 

マレー人優遇政策(ブミプトラ政策)を取りながら製造業を伸ばして

発展してきたイメージです。

世界最高齢の首相のマハティールさんの肖像。

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5.日本語ガイド情報

私は時間が合わなかったのですが、マレーシア国立博物館には

日本語ガイドサービスがあります。

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時間の都合が合えば、日本語ガイドのある時に行きたいですね。

 

6.さいごに

折角外国に行くのでしたらその国の文化や歴史に目を向けて理解しておくと、

見聞が広まってとても良いと思います。

 

今回写真を掲載した展示はほんの一部ですので、

是非足を運んで実際に見る事をおすすめします。

 

旅行で行くにしても、最初にマレーシア国立博物館にさくっと行かれると

その後の旅もより味わい深いものになると思います。

 

この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

 

・参考文献、ウェブサイト

マレーシアの歴史 - Wikipedia

マレーシアの歴史年表(マラッカ王朝設立~マレーシア独立まで)

アジア近現代史-「世界史の誕生」以後の800年 (中公新書) – 2019/4/19  岩崎 育夫(著)

おわり

 

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