鼻呼吸のメリットと口呼吸の矯正・改善方法(あいうべ体操)
(2020.2.15)
普段なにも意識せずにしている呼吸ですが、口呼吸と鼻呼吸でずいぶん効果に違いがあります。良いのは鼻呼吸の方で、こちらを推奨します。この記事では鼻呼吸のメリットと、口呼吸を改善する為に効果的な体操を紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
・口呼吸をしている方
・口呼吸を鼻呼吸に切り替えたい方
・それぞれのメリット、デメリットを知りたい方
1.鼻呼吸のメリット
まずは鼻呼吸のメリットを挙げていきます。良いこと尽くめな感じです。
鼻呼吸のメリット(3つ抜粋)
風邪予防:空気中のウイルスや細菌を、鼻毛や鼻の粘膜でシャットアウト出来る。それらが肺や体内に入らないようになる(侵入防止)。
喉と口の乾燥防止:これも風邪・ウイルス対策となる。
睡眠の質向上:後述する「あいうべ体操」を初めて実践した翌朝、起きたら寝起きで久しぶりにすっきり感が味わえました。普段は朝起きるのが辛くて、起き上がるまでに1時間位掛かってましたが、爽快な気分ですぐに起きられました。
上記の効果により、その他にも以下の様な副次的効果が得られます。
・口臭・虫歯予防になる(口内の乾燥が予防される為)
・いびき防止
・ダイエット効果(運動効率が上がる為)
・姿勢が良くなる(鼻呼吸は自然と複式呼吸になる為、胸部、背中の筋肉が鍛えられ、姿勢が良くなっていきます)
・集中力アップ(睡眠の質が向上する事によって集中力も向上します)
そもそも鼻と口が繋がっていて、どちらからも呼吸出来るのは哺乳類では人間のみの様です。本来の呼吸方法に戻すことで、本来の調子を取り戻しましょう!
2.口呼吸のデメリット
今度は口呼吸のデメリットを挙げていきます。鼻呼吸のメリットとは反対のものが中心になる感じです。
口呼吸のデメリット
風邪やウイルスで病気になりやすい:口呼吸によって、菌やウイルスが、体内に入りやすくなってしまいます。
喉の不調になりやすい:口呼吸だと朝起きると口が乾いたり、喉が痛くなったりする事が多いです。
その他:姿勢が悪くなる、いびき、顔がたるむ、口臭が出やすくなるなど。
以前の私はなるべく鼻呼吸をする様に意識はしていましたが、鼻がつまりやすかったので、鼻詰まりの時はどうしても口呼吸になり、体調が不調になる悪循環に陥っていました。口述する「あいうべ体操」を導入してから段々改善されましたので、口呼吸の方には是非試して頂きたいと思います。
3.口呼吸を鼻呼吸に改善・矯正する方法~あいうべ体操
口呼吸を鼻呼吸に改善していく為の「あいうべ体操」を紹介します。口呼吸を鼻呼吸に切り替える為の筋肉を鍛える筋トレと言った感じのイメージです。
あいうべ体操のやり方
「あいうべ体操」の名前の通り、大きく、ゆっくりと「あー」、「いー」、「うー」、「べー」と口を動かします。声は出しても出さなくてもOKです。これを1日30回程度を目安に行います。毎食後に10回ずつなどやると良いでしょう。
※やり過ぎると、筋肉痛になる恐れがあるので注意しましょう。鼻呼吸で必要になる筋肉(頭頂部や背中、首のあたり)が痛くなる感じで、私はやり過ぎで筋肉痛になりました。
その他にも対策はあります。例えば、睡眠時に口に貼るテープや、口だけマスクをする、舌を上あごにつけるなどですが、あいうべ体操をして鼻呼吸をする様に意識を変えていけば十分だと思います。
4.まとめ
人間本来の呼吸方法である鼻呼吸のメリットと、口呼吸のデメリットをまとめました。私もこれまで鼻が詰まった時に口呼吸になって、記事で挙げた様な不調になったりしていました。あいうべ体操を導入してからは少しずつですが、疲れにくくなったり、集中力が上がったり、効果を感じています。人間本来の鼻呼吸に戻す事により、調子が良くなればいいなと思います。
この記事がお役に立てれば幸いです。
おわり
※出典
参考サイト
・あれ、口呼吸してない?今すぐ“鼻呼吸”に変えたくなる理由&解決法 - LOCARI(ロカリ)
・コラム3〜鼻呼吸のススメ〜 - 横浜アロハピラティススタジオ
・鼻呼吸のデメリット
http://www.city.nasushiobara.ed.jp/es-toyoura/uploads/8aafbb9a5d33157e50ad1163f2ff1945.pdf