【E-1サッカー選手権感想】日本、韓国に完敗。アウェーで1-0
(2019.12.30)
12月18日に韓国の釜山アシアドメインスタジアムにて、
サッカー韓国代表対日本代表戦が行われました。
EAFF E-1サッカー選手権の優勝がかかった試合でした。
今更なタイミングになってしまいましたが、
素人感想を書き綴らせて頂きます。
印象に残ったシーンのキャプチャなども交えて思った事を書いていきます。
※韓国の戦い方を礼賛する内容が多くなりますので、
その様な内容を見たくない方は、恐れ入りますがブラウザバックをお願い致します。
1.結果
掲題の通り、1-0で日本は敗れました。
この結果E-1選手権は韓国が優勝、日本が準優勝でした。
結果だけ見ると惜敗でしたが、内容から見て今回は完敗と言って良いと思います。
2.フォーメーション
日本はこの大会、3-4-2-1のシステムで臨んでいました。この試合も同じ。
韓国は4-3-3でした。
システムがどうこうと言う事は素人なので分かりませんが、
かみ合わせで言えば、韓国の3トップが日本の3バックに対して
プレッシングをはめやすく、
韓国の4バックの2センターが日本の1トップを数的優位で守れる
はまり方をしています。
韓国の方は、可変っぽいシステムで4-5-1みたいな形だったり、
4-1-4-1みたいになってる時間帯もあったと思います。
3.前半
前半韓国はリスクをおかして前から激しくプレッシャーをかけてきました。
日本の最終ラインから、後ろ向きの中盤の選手に入ったパスを狙ってきてた印象です。
日本の弱点って感じです。
そこからショートカウンターみたいな形で終始攻撃していたと思います。
前半28分の先制点のシーンも、中盤での攻防からパスを奪って
ショートカウンターみたいな形で、見事でした。
※上の画像を見ても、日本の陣形の間延びがすごいですね。
ただ、韓国のプレスが緩くなった瞬間もあり、
最終ラインから前線の鈴木武蔵選手へ、一列飛ばしてのダイレクトの
ロングパスでチャンスが生まれたシーンもありました。
↓韓国の寄せが遅い。
4.後半
韓国は前半を1-0でリードして折り返したので、
後半はしっかり守ってカウンターと言う戦術を徹底していました。
↑韓国は4-1-4-1みたいな形。
後半は、日本の最終ラインの3バックにプレスをほぼかけてこなかった印象でした。
日本選手は最終ラインから一列飛ばして、前線に攻撃的なパスをほとんど
出せていなかったので、攻めあぐねていました。
これにより、日本のディフェンス3人に対して
ほぼ一人で守れている状態が作れました。
そうすると韓国は常に2人分数的優位で、日本の攻撃を受け止める事が出来ます。
この構造で、日本が点を取るのが難しくなってしまいました。
鈴木武蔵選手や仲川選手のスピードを活かそうにも、スペースが無くパスも来ない。。
後方からサイドへのロングフィード等の攻撃的な展開を見たかったですが、残念。
ライン間で素晴らしい動きをする上田選手の持ち味も活きず。
↑日本の最終ラインがノープレッシャーの状況が後半多かった。
ボールを持ったディフェンダーがドリブルで持ち上がったり、
システムを変えて4バックのツーセンターバックに可変させたりと言ったチーム戦術を
見たかったですが、残念ながら森保監督からその様な動きは見られず。
各選手達は終始ポジションを守っていた印象でした。
逆に韓国の方は、引いて守ってカウンターを後半徹底、
一環していてとても良いサッカーだと感じました。
日本が押されて引いて守るシーンもあり、 もはやどっちが負けてるチームなのか
分からないみたいな状況もありました。
5.感想
日本と韓国、実力は拮抗してたし、スコアも僅差でしたが、
戦略では完全に劣っていた印象でした。
韓国は日本の事を良く研究して対策していたと思います。
完敗過ぎて悔しさもありませんでした。
タイトルが掛かった試合とはとてもじゃないけど思えなかったです。
強い相手に無策のまま終わってしまうパターンは
アジアカップの時から変わっていなくて、残念ですね。
この試合はYouTubeのフジテレビ公式チャンネルで見る事が出来ます。
※会場音声のみ。
もっと詳しくてちゃんとしたレビューを見たい方は、
以前に過去記事で紹介したレオザフットボールさんの分析動画を
ご覧になる事をおすすめします。
・過去記事ご参考
頑張れニッポン!
頑張れ森保ジャパン!
おわり