みっちーブログ

サラリーマンの雑記ブログ

スパイスの薬膳的効能の紹介【実例5選】

f:id:michi-blog:20200320165239j:plain

(2020.3.20)

 

この記事はこんな人におすすめ

・インドや中国のスパイスの効果・効能に興味がある。

・ 体質改善(冷え性、風邪をひきやすい、お腹の調子が悪いなど)の為に香辛料を活用したい人。

・身近な食材(本記事では主にヨーグルトと唐揚げ)と香辛料を合わせた時の味や香りを知りたい方。

※私自身は栄養管理や薬膳の専門家ではありません。書籍などで知りえた知識と実体験をもとに本記事を書いております。

 


・スパイスに興味を持ったいきさつ~きっかけはインド出張

過去に記事にした様に、2月に仕事でインドへ行きました。そこで食べたカレーを中心としたインド料理の奥深さに触れ、香辛料にも興味を持ちました。例えば、クミンやナツメグなどです。それらはあまり身近ではないイメージがあるかも知れませんが、スーパーの香辛料売り場に行くと実は普通に売っており、数百円で手軽に入手できます。

※例えばこんな感じです。

f:id:michi-blog:20200221210925j:plain

<参考記事>

michi-blog.hatenablog.com 

michi-blog.hatenablog.com

 

本記事では私がよく食べる身近な食材、ヨーグルトと唐揚げにスパイスを合わせてみたので、味と香り、感想などを書いていきたいと思います。

 

1.シナモン~体を温める作用

パイなどのお菓子の風味づけに良く使われるシナモンですが、以下の薬膳的効能があります。

・血の巡りを良くする。

・体を温める作用。

・内臓の働きを活発化させる。

 

※体がほてりやすい方や高血圧の方は摂りすぎに注意です。

・シナモン+ヨーグルト

シナモンをヨーグルトにたっぷりかけて食べてみました。

f:id:michi-blog:20200220193814j:plain

<感想>

・味:シナモンの甘い香りがヨーグルトに混ざるとおいしい。
・個人的に、ヨーグルトで体が冷える感覚があったので、それをシナモンで和らげる様な気がするのでお気に入りです。

 

2.ナツメグデトックス効果

カレーに入っているインド原産のスパイスで良く聞くナツメグ。以下の様な効能があります。

・体を温める。

・発汗を促すデトックス効果。

・便秘・下痢などに効く(整腸作用)。

※注意:ナツメグの1日の摂取量は3~9グラムです。大量摂取すると幻覚作用などが起こります。

 f:id:michi-blog:20200320173227j:plain

<感想>

・香り:インドらしいスパイスの香り、ちょっと薬っぽい香りのある胡椒みたいな感じ。

・味:オリエンタルな薬というかハーブっぽい独特な味。 

・鳥の唐揚げにかけると美味しかった。インドっぽい風味が加わる。

・肉料理には大体合いそう。

 

3.八角(スターアニス)~抗菌作用

八角は中国原産の香辛料ですが、私自身あまりなじみがありませんでした。スターアニスの名の通りきれいな星型をしています。

f:id:michi-blog:20200320175013j:plain

主な効能は、抗ウイルス作用です。インフルエンザの薬であるタミフルの原料にもなっています。昨今新型コロナウイルスの話題でもちきりですが、それに対する効果のほどはどうなのでしょうか。私個人は気休めとしてでもちょくちょく八角を摂る様にはしています。

<感想>

・星型の実を細かく砕いてから料理に混ぜるのがちょっと面倒。後述する五香粉に八角が含まれているので、そっちの方が楽。

・香り:八角は中国の王宮みたいなローヤルな香りが口の中に広がります。

・鳥の唐揚げと合わせると上品な味になる。おすすめ。

※砕いた八角とクミンをお湯で溶かしたお白湯をつくってみました。味はまずかったですが、お腹の調子が整う感じがありました。スパイスはお湯に溶けないので飲みづらいです💦

f:id:michi-blog:20200320180659j:plain

 

4.クミン~胃腸の調子を整える

クミンもカレーに欠かせないスパイスの一つです。以下の様な効能があります。

整腸作用(消化を助ける、腹痛、胃痛、下痢の改善)。

食欲が増進する。

腸内ガス排出、肝機能の向上。

※以下は日本式のカレーライスに追いクミンを入れてみたものです。スパイスの香りが増してとても美味しかったです。

f:id:michi-blog:20200320181441j:plain

<感想>

・香り:とてもインドっぽい匂い。こんな感じの体臭の人もいるな、って感じです。

・味:かけるとカレー風味になる。

・鳥の唐揚げにかけてもやはりカレー風味になって美味しい。

・胸焼けする様な重い食事に追加すると良さそう。

※私個人的にとてもお気に入りです。私は東南アジアに行くとよくお腹の調子が悪くなるので、持ち歩く様にしています。

 

5.五香粉(ウーシャンフェン)

五香粉(ウーシャンフェン)の英語名はChinese Five Spicesです。その名の通り、中国の5種類のスパイスのミックスです。

f:id:michi-blog:20200320182546j:plain

f:id:michi-blog:20200320182612j:plain

私が購入したエスビー食品の五香粉には、八角シナモン花椒クローブちんぴと言う配合でした。上述した八角、シナモンが入っております。効能としては、やはり体や胃腸を温める作用新陳代謝が活発になる効果があります。

<感想>
・香り:八角の香りの主張が強いと感じた。八角独特の中国の王宮みたいな高級な香りをベースにシナモンなど他のスパイスの香りがふわっとのっかっている様な感じがした。

・味:それだけだとちょっと薬っぽい感じ。

・唐揚げに合わせると美味しい。中華風で、上品な香りが広がる。

・肉料理や脂っこい料理に中華風な香りづけをしたい時に使えそう。

 

・さいごに~個人的TOP3発表

最後に、今回紹介した5つのスパイスの、個人的トップ3を発表します。

1位:五香粉

理由:とりあえず色々入っていて、色々な効能が期待できるから。唐揚げに合わせると美味しいから。

2位:クミン

理由:カレーが好きだから。何にかけてもカレーっぽくなる。胃腸にも良い感じ。

3位:シナモン

理由:甘い風味が良い感じ。毎日食べるヨーグルトに気軽に合わせられる。

 

おわり

 

※参考文献、サイト

(1)五香粉(ウーシャンフェン)で料理にアクセントを!五香粉の成分や効能、使い方などご紹介 | FELICE(フェリーチェ)

 

(2)増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖(2018/5/29) 西東社
喩静 (監修), 植木もも子 (監修)